神話の法則

こんにちは。葛城山に登山に行って足の筋肉痛にやられてるまりっぺです。

今回は前回少し触れた「神話の法則」について話していきます。

神話の法則とは
神話の法則が流行りのストーリーでは使われている、著名な監督やブックライターはそれを考えながら物語が出来上がったのか、物語を考えた結果それが当てはまったのか、「神話の法則」について調べ始めてからそんな卵が先か鶏が先かみたいなことを映画を見るたびに思う。

まず理解しておかないといけないのがこの流れである。

【神話の法則】

日常の世界
冒険へのいざない
冒険の拒絶
賢者との出会い
第一関門突破
敵との戦い・仲間との出会い
最も危険な場所への接近
最大の試練
報酬
帰路
復活
帰還

ここからジブリ映画「魔女の宅急便」と当てはめて神話の法則について考えていきたい。

日常生活
主人公の生活が描かれ状況の説明が行われる。たいていここで主人公は日常から離れ新しい舞台へ移動する。

魔女の見習いキキが13歳になり両親の元を離れて1年間の修行に出るところから始まる。

冒険へのいざない
日常生活から抜け出した主人公へ挑戦が与えられ冒険が始まる。

天気予報で晴れと聞いて出発を決めたキキは急に嵐にぶつかり、箒で飛ぶことが困難になり貨物列車で一晩過ごすことになる。朝になり起きると目の前には海が広がり、時計台のある大きな街にたどりつく。

冒険の拒絶
挑戦を受け入れ冒険を始めた主人公だが新しい世界への不安とぶつかり気持ちに迷いが出てくる。

人も交通も多い街にキキは降りていく。魔女の文化がない街、バスとぶつかりそうになりちょっとした騒ぎになってしまう。その後受け入れてくれる人も場所も見つからず飼い猫ジジに「違う街を探す?」と聞かれる。

賢者との出会い
主人公は自分の事を理解してくれる賢者と出会い励まされる。

今後どうしようか迷っているキキにパン屋のオソノさんが慌ててお客さんを呼び止めているところに遭遇しキキはお客さんの忘れ物を届けることになる。パン屋に戻ったキキはオソノさんに自分の状況を話し、オソノさんからの提案によりオソノさん宅で生活することになる。

第一関門突破
主人公が新しい世界で実際に生活を始め冒険(物語)が進み始める。

「空飛ぶお届け物屋さん」をするということを決心しキキの生活が始まる。最初のお客様のお届けをするため箒に乗って出かけたキキは突風に飛ばされお届け物ごと飛ばされてしまう。カラスの巣に落ちたキキは卵泥棒と勘違いされカラスに追われると同時にお届け物の一部「猫のぬいぐるみ」ががなくなっていることに気づく。ぬいぐるみの代わりにジジを使い配達をしたキキは森の中を探しているとぬいぐるみを拾った絵描きと出会い助けられる。

敵との戦い・仲間との出会い
主人公は試練とぶつかり自分の敵を知ると同時に自分の支援者を理解する。

キキは街に降り立った時にトンボと出会う。トンボは常に仲間を連れていて、たった一人で修行のため沢山の我慢をしながら仕事をしているキキとは真逆のであることからキキは仲良くなりたい気持ちと裏腹にトンボに強く当たってしまう。キキが映画の中で唯一本心でぶつかれる仲間だ。

最も危険な場所への接近
主人公は危険な状態に陥る。主人公にとってはたいてい前触れもない突然な出来事である。

ある日キキに興味を持つ男の子トンボにパーティーに誘われ、仕事を終わらしてから向かうことにするのだが、大雨に見舞われ仕事も長引き行けずに不貞腐れて雨に濡れた状態で寝てしまい、翌日熱を出し寝込んでしまう。

最大の試練
主人公は試練に耐え、どん底から生還しようと奮闘する。

数日後に回復するキキ、ジジの言葉がわからなくなっていることに気づくと同時に魔法の力が弱くなっていることに気づく。キキは魔法の力を取り戻すべく飛行の練習を何回もしているうちに箒が折れてしまう。

報酬
試練に耐えている主人公は何か大切なものを得る。

魔法の力をなくし落ち込んでいたキキは少し町を出てキキが魔法を使えなくなったように、今まで描けるていた絵が描けなくなったという話を聞く。仲間からの励ましとアドバイスをもらう。

帰路
まだ完全に試練をクリアしていない主人公が最後の奮闘する。

町に戻っりキキは以前にお届け物の依頼を受けた婦人に呼ばれケーキのプレゼントをもらい、自身を失ってたキキは励ましを受け、また奮闘しようと心を入れ替える。そこで急な突風がありテレビの電波は乱れ飛行船のニュースがながれる。

復活
主人公が冒険で培った経験から変化を果たし新しい人物へと成長する。たいていここで最大の試練よりも困難な問題に立ち向かい生還を果たす。

飛行船が突風に飛ばされ暴走する。見物客が必死に飛行船が飛ばされないように地面と飛行船をつないでいたロープを引くのだが、飛行船の力には勝てず最後までねばっていたトンボが飛行船と一緒に飛ばされてしまう。そのトンボを救うためキキは再び飛ぶのだが、いつもと違う箒と不安定な飛行とで思うように飛べない中キキは力を振り絞りトンボを救う。

帰還
主人公は冒険で成長し、冒険の果ての新たな世界で生きていく。

晴れてトンボを救うことができたキキは町の有名人になり沢山の人から受け入れてもらうことができる。自分の場所を見つけ、両親に手紙に「仕事も軌道にのり少し自信がついた。落ち込むこともあるけれど、私この町が好きみたい。」と言いおわる。

今回はわかりやすく全部の項目に物語を当てはめてみたが、この12の項目を満たしていないケースも多くある。あくまでも物語がスムーズに展開していく構成が優先される。

魔女の宅急便でいうと「敵との遭遇」。

大抵の映画では分かりやすく嫌な悪役がいるのだが、この映画ではキキの敵は自分自身となる。キキと真逆の今どきガールをキキは嫌うのだが、そのキャラクターが何かを仕掛けることもない、キキは自分の理想と現実とで戦っているのだと思う。そして、映画の中で飼い猫のジジはキキによく話しかける、それはキキの頭の中の考えと心の成長を表しているのではないかと私は考えている。

ほとんどのヒットした映画や小説は神話の法則を当てはめることができるということだが、実際のところ「神話の法則」というのは今までのヒットした映画を研究し共通点を見出したものである。

次回はこれまでの話を踏まえて子供の頃面白かった物語、大人になって面白いと感じる物語を比べてみたい。

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