ベル・エポック

こんにちわ。まりっぺです。

居酒屋とのダブルワークで約半年過ぎましたが、
10月からSTORYで正社員として働くことになりました。
大好きな接客業は少しお休みと考えて、
自分の成長のためにどんどん進んでいく覚悟です。

ということで、ブログの更新回数も増やしていきたいと思っています!



この2年間ほど結婚ラッシュで、それをきっかけに
小・中・高・大学生の友達と集まることが増えた。

久しぶりに集まると何だかんだ昔話で盛り上がり
「あの頃にもどりたいな~」っと言う子がいて
「戻るとしたらいつに戻りたい?」という質問がでる。

小学時代・中学時代・高校時代・大学時代
それぞれ好きな時代があり、戻りたい時代が違う

私は「過去は今の自分を作り上げてきた成果」だと思っている。
だから大事にするが、昔に戻りたいとは思わない。

「今が一番好き」そんな風に思える私の思考回路は
きっと「自分で決めた道をしっかり生きなさい。」という
超自由人の母親の教えが大きいと思う。

今回のSTORYへの転職も「楽しそうだからいいじゃん!頑張りなさい!」
と後押ししてくれた。なんて軽いんだろうと思ったが、感謝だ。


突然だが、「ベル・エポック」という言葉は知っているだろうか?
今ではあまり言わないが「古き良き時代
19世紀のフランス、パリが繁栄して最も華やかな時代のことだ。

今回はその時代と現代を行き来する映画
ミッドナイトインパリ」について話していきたい。

第84回アカデミー賞受賞作のウディ・アレン監督作の映画だ。

この映画はハリウッドで脚本家をしているギルが
ワンパターンのシナリオ執筆に虚脱感を覚え作家への転身を決める。

小説執筆に取り組んでいる中、婚約者のイネズとその家族とパリへ訪れる。
ギルは婚約者のイネズと水入らずで過ごそうと思っていたが
アメリカの富裕層であるイネズの家族たち、
そしてパリでたまたま出会ったイネズの男友達と裕福なパリ観光を余儀なくされる。

ギルはパリが大好きで移住を夢見ていたが、
イネズ含め誰にも理解はしてもらえずパリで時間を過ごしていた。

その中真夜中のパリを散歩していると
ギルは自分が憧れていた1920年代のパリにタイムスリップしていた。
そこで彼がその時代の有名な作家や芸術家と出会う映画だ。

私は3年ほどアメリカで過ごしたことがあるのだがその時からの感覚で、
アメリカ人にとって「パリ」はヨーロッパの中でも特に憧れが強い場所だと感じている。

ニューヨークではヘアー、ネイルに時間をかけ、
オシャレをして元気な雰囲気をアピールするが、
フランス人女性は完璧さを求めず、素のまま、
伏し目がちな気だるさ、アンニュイな雰囲気が美しいと感じる。

そんな正反対な美的感覚からではないだろうか。

映画を見ていくと男性ギルとその婚約者のイネズの目線
その2人の外国人からみたパリ対照的に描いていることがわかる。

監督ウディー・アレンは対照的な2人をみせることで
アメリカの観光客を少し皮肉的に表現しているように私には見えた。


先に言っておくが、ここからかなりのネタバレになるので
観たい人はここで一旦読むのをやめて映画を観てほしい

映画の冒頭ではサックスの演奏と共にパリの風景が3分以上映し出され
まるで自分がパリ観光をしているかのように、映画のパリの世界に引き込まれる。
この映画でおもしろいのが1920年代の歴史上の人物がたくさん登場するところだ。
その歴史上の人物を知っているとわかると思うが、
その登場人物のキャラクターが顔つきから歴史に忠実で丁寧に作られている。

ギルの婚約者イネズは
芸術の都パリとは無縁の現代アメリカの上流階級。
アメリカで暮らすようにパリを観光している。
そして彼女は「アメリカ以外住めないわ」と
映画のはじめに強く主張し、移動はタクシーの浪費三昧。
彼女が出ているシーンにはフランス人が存在しないのが印象的だ。

主人公のギルは20世紀初頭のパリ「ベル・エポック」に憧れている。
その時代の芸術家、ヘミングウェイやフィッツジェラルドを尊敬し
「パリは雨のときが一番美しい」と言い、
イネズとは違いパリに住みたいと芸術の都パリに恋してる。

そんなギルはある夜パリの町を散歩していると車が目の前に止まる、
その車から出てきたフランス人に誘われるがまま乗り込み
気づくと1920年代にタイムスリップしてしまっていた。

そこで彼は憧れていた世界、1920年代の様々な芸術家たちと出会うことになる。

ギルはイネズと婚約中にもかかわらず、
タイムスリップ先で出会ったアドリアナという女性に一目惚れしてしまう。
アドリアナはピカソの愛人でもあると同時に、
ココ・シャネルに憧れファッションを勉強している女性。
ギルと同じように「ベル・エポック」にあこがれているが
彼女にとっての輝かしい時代は1880年代であった。

物語終盤、アドリアナと1920年代から
彼女が憧れる時代1880年代にもタイムスリップする。

1880年代にタイムスリップして出会ったのは、有名な画家のゴーギャンだ。
彼もまた「ベル・エポック」に憧れていた。
彼にとっての輝かしい時代は更に昔のことだった。

最後にアドリアナは彼女が良いと思う1880年にのこる。
ギルはそんな彼女と別れ、自分の憧れている1920年代にも残らず、現代へと戻る。

現代に帰った彼は婚約者とは別れ、
パリで出会った女性と雨が降っている町を歩きながらカフェに向かうシーンで終わる。

私はこの映画を観て「ギルは結局どうしたんだろう?」と思わせられた。

ギルはタイムスリップを通して自分を客観的に見ることができ成長した。
時代を越えその時代の人々と触れ合うことで、
またいずれ別の時代に憧れるようになると彼はわかった。

ベル・エポックに憧れるのはその時代を生きたことが無いからこそ
今も昔も美しいものの価値は変わらないのではないだろうかと思わせられた。

私は今が楽しくないとダメな性格をしている。
今の自分に満足できないことはやりたくない。
そんな風に物事を選択してきたからか、
「あれがしたい、これがしたい、できたらいいよね~」と言う人を
嫌な言い方になるが、あまり理解出来ない。
批判するつもりはないが「すればいいじゃん!」って思ってしまう。

「やりたいな」と言われると
「やればいいじゃん」とすぐ答えてしまうからか
「冷たい」とか「優しくない」とか言われることがあるが、
この場を借りて少し訂正させてもらう。

私は自分の好きなことをしている
私の選択によって迷惑をかけた人もいる。
だからこそ、私は私の周りの人にも好きなことをして欲しいんだ。
持ちつ持たれつってそうゆうことなんじゃないかなって勝手ながら思っている。

飲食店をやめ、新しく未経験の分野で働く事をきめた時
沢山の人からいろんな意見を頂いた。

そんな時にふと思い立って久々にこの映画を見て何か思うことがあった。
過去を、今を、未来を大事にする方法は人それぞれだ

 

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